ジュンは、20世紀シネマを代表する俳優のオードリー・ヘプバーンと、ブランドを横断して協業するスペシャルコレクションを発売する。6月20日にグループ公式ECサイト「ジャドールジュンオンライン」で予約受注販売を開始、6月28日から各ブランドの店舗と公式ECで一般販売する。
(松本寧音)
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没後30年となる今も、世界中の人々から愛され続けるヘプバーン。ファッションアイコンとしても名高く、数多くの流行を生み出してきた。そんな彼女の知的で洗練された魅力に焦点を当て、「ロペ」「アダム・エ・ロペ」「サロン・アダム・エ・ロペ」「ロペピクニック」「ビス」の5ブランドが、それぞれコレクションを製作。ヘプバーンが出演した映画の名作を、ブランドらしい商品に落とし込んだ。ヘプバーンがアパレルブランドと協業するのは初めてという。
ロペは、『ローマの休日』のタイトルのグラフィックや名シーンのフォトをプリントしたTシャツやシルクのスカーフなど11型。アダム・エ・ロペは、ファムで『麗しのサブリナ』の世界にインスピレーションを得たビュスティエやブラックドレスなど12型、オムは『ティファニーで朝食を』の名シーンや貴重なスクリーン以外での写真をコラージュしたフォトプリントシャツなど6型を出す。
サロン・アダム・エ・ロペ、ロペピクニック、ビスは『ティファニーで朝食を』に注目した。サロン・アダム・エ・ロペはベロアのキャミソールドレスやアームカバーなど12型、ロペピクニックはフォトプリントTシャツの裾にチュールをドッキングしたチュニックやストローハットなど12型、ビスはチュールのドレスやパールのネックレスなど6型を揃える。
世界に向けて平和のメッセージを発信し続けたヘプバーンの温かな人間性や、社会貢献活動に賛同し、同コレクションの売り上げの一部は国連世界食糧計画協会に寄付する。
佐々木進社長は今回の取り組みについて、「今後、全社で盛り上げる横ぐしの協業を幾つか発信していく。それぞれのブランドが表現するアイテムの違いを見てもらいたい」としている。