ジュンは2月29日から、仏発アパレルコレクション「ホリデイ・ボワロ」の期間限定店を開いている。渋谷パルコ1階の「ポップ・バイ・ジュン」で3月22日まで。日本での開設は初めてとなる。
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米のトラベル雑誌『ホリデイ・マガジン』から派生したプロジェクトの一つで、カフェ「ホリデイ・ダイナー」もパリで経営している。ホリデイ・ボワロは現在、ル・ボン・マルシェやザ・ウェブスターなど、パリや米の百貨店、セレクトショップなどで販売している。
フレンチシックを基調としたウェアから、帽子やバッグといった雑貨まで揃う。毎シーズン、ホリデイ・マガジンのアーカイブからイメージして作る。今春夏は59年に発刊したイタリア特集が着想源。表紙を飾るイタリアの街並みの、家々の壁面やパラソルの黄色、ロゴのピンクをキーカラーにした。
通常のコレクションに加え、18年からパリでビンテージ・ショールームを主宰するゴーチエ・ボルサレロがスタイル・ディレクターとして携わったため、古着から着想したコレクションも作っている。ホリデイ・ボワロの中心価格はスウェットトップ1万8000円、ロゴTシャツ1万円など。
雑貨は雑誌がすっぽり入るサイズのトートバッグ(3800円)が定番だ。今春夏は新たに、新聞配達員が使っていたというビンテージのバッグをもとにしたキャンバス地の「ニュースペーパーバッグ」(8000円)を作った。「アール・ドゥ・ヴィーヴル」(暮らしの芸術)をテーマに、セラミックの花瓶やキャンドルなどのインテリア雑貨もある。
昨年からホリデイ・ボワロで採用する素材やホリデイ・ダイナーで提供する食材を、環境に優しいビーガンに完全に移行した。ホリデイ・ボワロは今春夏、フーディートップとロゴTシャツ、スウェットトップにオーガニック綿を使用。今秋冬はアイテムを広げ、リンゴの皮由来のフェイクレザーで作ったウェアなどを出す。
