JR西日本グループ、免税手続きが可能な自販機を設置 インバウンド消費に対応

2022/12/20 06:26 更新


関西空港駅改札内に設置したロッカー

 JR西日本グループのJR西日本イノベーションズと関西ステーションサービス、WAmazing(東京)は国内初とする免税販売手続きが可能な自動販売機の設置を始めた。観光業の課題である人手不足に対応し、インバウンド(訪日外国人)消費の拡大を図る。

 書面だった免税販売手続きが、21年10月から電子手続きができるようになった。免税販売手続きが可能な自動販売機(国税庁長官が観光庁長官と協議して指定するものに限る)を設置することで新たな人員を配置することなく免税販売ができる。

 JR西日本イノベーションズと関西ステーションサービスは、関西空港駅内に免税販売手続きができる自動販売機の設置スペースをWAmazingに提供することで協力し、10月からサービスを始めた。

 インバウンド消費に対応したい店舗にとっては、人手不足、言語の壁、免税処理機能の課題がある。このサービスを使えば、外国人旅行者が土産などを購入予約し、パスポートの読み取りや顔認証ができる自動販売機で手続きや決済、購入商品の受け取りができる。



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