「ジル・サンダー」新Cディレクターにメイヤー夫妻

2017/04/10 10:31 更新


 【ミラノ=高橋恵通信員】「ジル・サンダー」はルーシー・メイヤー、ルーク・メイヤー夫妻を新クリエイティブディレクターに任命した。3月に同職を辞したロドルフォ・パリアルンガの後任となる。新デザイナーデュオによる初コレクションは、今年9月の18年春夏ミラノ・コレクションで発表される。

 ルーシー・メイヤーはスイス生まれ。フィレンツェとパリでマーケティングとファッションを学んだ後、マーク・ジェイコブズのもとで「ルイ・ヴィトン」のデザインチームに在籍。ニコラ・ジェスキエールが率いる「バレンシアガ」を経て、ラフ・シモンズにスカウトされ「ディオール」のデザインチームでレディスコレクションのヘッドを務め、ラフ・シモンズ退任後は共同クリエイティブディレクターとして五つのコレクションに従事した。

 夫のルーク・メイヤーはカナダ生まれ。米国、英国で経営学、財務、ファッションを学んだ後、ニューヨークの「シュプリーム」ヘッドデザイナーを8年間務める。メンズのストリートウェアブランド「オーバーオールマタークロス」の創設者の一人で、同ブランドのクリエーティブ・ディレクターとして活躍している。



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