東京都とJFW推進機構が主催する「ファッション・プライズ・オブ・トーキョー2026」は、グランプリに「ヨーク」(寺田典夫)を選出した。東京を代表する国際的なブランドになる可能性と海外出展の意欲、支援にふさわしい体制などを考察して審査している。ヨークは22年に「トーキョー・ファッション・アワード」を受賞し、東京で初のショーとパリで展示会を行う機会を得、「その後も一歩一歩、着実に歩みを進めた」ことが評価された。
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3度目の応募で受賞を勝ち取った寺田は「自分も会社も未熟さがあることを経験する重要な2年だった」と振り返り、「パリで通用するようにクリエイションを強化していった結果、選んで頂けて本当にうれしい。海外のバイヤーから評価されている日本の素材と縫製の技術を、もっと自分のブランドからどう発信できるか考えて挑みたい」とあいさつした。