フリーランスのプロフェッショナル女性集団「ジェネリーノ」 買い物のわくわく感をもっと

2019/06/17 06:27 更新


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 「知らないことをもっと知りたいという知的好奇心や、もっときれいになりたいという気持ちを持つ女性は多い。ファッションへのあこがれも強い。こうした一般の女性の目線で企画を立てている」。プロフェッショナルな知識や資格を持つフリーランスの女性のビジネスコミュニティー、ジェネリーノ(松前博恵代表)は、働く世代の女性に向けた「もっときれいになりたい」に応えるイベントを、有力百貨店で数多く開催している。

(壁田知佳子)

◼︎社会や人が幸せな方へ

 ジェネリーノは、松前さんが子育て中に出会った〝優秀な主婦たち〟と一緒に、何かできないかと立ち上げた。アミューズメント・ゲーム企業や出版社でキャリアを積んだ松前さんだが、「子育てをしながら会社に戻るのは難しい」と感じていた。

 当初は東急田園都市線沿線の女性たちが参加して始まったが、メンバーの紹介を通じて会員を増やし、約10年で全国で1500人を組織するコミュニティーに成長した。ファッションや美容、編集、企画、人材教育など様々な分野でフリーランスや事業家として活躍するプロフェッショナルな女性が参加している。

 メンバーの発信力を生かして、企業の製品やサービスの体験をSNSで発信したり、企業の人材教育・研修などを実施している。日用品や家電、自動車メーカー、広告代理店など、これまでに約100社と取り組んできた。「社会や人が幸せな方向へと向かうように旗を振りたい」と新しい企画を考える中、最近力を入れているのが、百貨店と協業したイベント開催だ。

◼︎愛着のある百貨店のため

 「百貨店は老舗が多く、街の象徴的な存在でもある。私自身、子供の頃から百貨店に愛着があり、子育て中には子連れでも行きやすい百貨店に救われた。それなのに、地方都市を中心に百貨店の閉店が続いている」。そういった百貨店で 何かできないか考えていたという。

 これまでに松屋銀座本店や阪急うめだ本店、阪神梅田本店、伊勢丹新宿本店などで、ジェネリーノのメンバーや、つながりのある専門家による、カラーコンサルティングなどの実践的なアドバイスや、カルチャーセンターのようなトークイベントなどを開いてきた。年間のイベント回数は100回を超える。女性の気持ちに応えるイベントを通じて、集客や売り上げ増につなげる。

阪急うめだ本店で開催したイベントの様子

 「ファッション業界の人たちのようにおしゃれになりたいけどできないという女性は多い。私もその一人。すてきなファッションを見るわくわく感や、新しいファッションへの挑戦など、買い物を楽しむ経験のための企画を、一般の目線で出している」と松前さん。

 「VR(仮想現実)やAI(人工知能)などデジタルが広がる社会で、リアルの価値は逆に高まる。そのリアルの中でも本物だけが残る。ブランドの品揃えや長年培った信頼感、そこに行けば感じられる季節感もある」百貨店で、今後、さらに活動を広げたいという。

松前博恵
アミューズメント・ゲーム企業でアトラクション開発やマーケティング、広報 ・宣伝、出版社でのウェブマガジン編集長などを経て、ジェネリーノを立ち上げた。

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