京都造形芸術大学で「ジ・オーセンティックス展」

2018/11/27 11:00 更新


 公益財団法人の日本服飾文化振興財団(東京、重松理理事長)は29日まで、京都造形芸術大学の人間館1階で、ビンテージコレクションを実際に手に取って見ることの出来る「ジ・オーセンティックス展」を開催している。

 同財団が資料として所有するビンテージの中から、洋服のデザインのルーツとなるものを厳選。「軍服(ミリタリー)」「制服(ユニフォーム)」「労働着(ワーク)」「運動着(スポーツ)」「民族衣装(エスニック)」の5カテゴリーに分類して展示している。トルソーを使って見て、触れて、感じてもらえるようにもした。

 同時に、ビンテージと現代のリアルクローズとをミックスしたレディスのスタイリングをスチール写真でも紹介し、時を経ても色あせない本物の素晴らしさと、ファッションの楽しさを感じられるようにした。

 今回の展示は、17年に東京で実施した展示の続編になる。東京で好評だったため、京都造形芸術大学との共催で、京都での初開催に至った。キーワードは同じだが、別のアイテムを加えるなど、展示内容も新しくした。

 同財団は14年に日本の服飾文化の振興に資することを目的に設立。服飾文化資料館を運営したり、講演会やセミナー開催、若手デザイナー支援などを行い、服飾に関する知識の普及や服飾文化の伝承を図っている。

実際に手に取って見られるビンテージの周辺にはリアルクローズとのミックススタイリングのスチール写真も展示


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