Jクオリティー事業の伊ピッティ・ウオモ出展 受注獲得、100件以上と商談

2024/01/19 07:58 更新


出展ブースには300人以上が来場した

 日本アパレル・ファッション産業協会(JAFIC)の「J∞QUALITY(Jクオリティー)ファクトリーブランド」プロジェクトは伊フィレンツェのメンズ見本市ピッティ・イマージネ・ウオモ(1月9~12日)に出展、3回目で来場者300人以上、商談件数100件以上となった。

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 今回からユナイテッドアローズ上級顧問の栗野宏文氏を総合アドバイザーに迎え、「ユーゲン」を手掛ける小山雅人氏を商品企画ディレクターに起用した。国内工場12社が参加した。新規は5社で、縫製が伊東メリヤス工業、サンエース、ナカノアパレル。染色が内田染工場、山陽染工。継続参加は大河内メリヤス、サンテイ、サンライン、第一ニットマーケティング、マルチョウ、丸和ニット、宮田毛織工業。

 ブースは2階の最大級の97平方メートルで、来場者の往来の多い中央の好立地。評判が良かっただけでなく、各社が注文を得られた。さらなる受注に向けてパリのショールームでの商談(1月20日まで)の約束も取れた。

 具体的な受注は、アテネのセレクト店からマルチョウがカットソーアイテム20枚。ナポリのブティック店からサンラインがパンツ11枚、山陽染工がGジャンプリント8枚、大河内メリヤスがセーター6枚、丸和ニットがコート4枚、サンテイがコート4枚、ナカノアパレルがジャケット4枚、サンエースがデニムジャケット3枚。ニースの専門店からサンラインがコート3枚あった。

 ピックアップ後のラインシート送付の依頼は、伊東メリヤス工業が日本のセレクト店、サンテイがスウェーデンの専門店、ビエラ織物会社からあった。宮田毛織、内田染工はフィレンツェの専門店などからあった。ロンドンのサビルローの高級セレクト店はサンテイ4型、サンライン4型、丸和ニット2型、マルチョウ3型、第一ニットマーケティング2型、大河内メリヤス2型、ナカノアパレル2型の合計19型をピックアップした。ミラノの百貨店や香港の老舗百貨店、日本の大手百貨店から期間限定店の依頼もあった。



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