JAFIC総会 理事長に松尾マツオインターナショナル社長 体制も充実させ情報発信力強化

2022/06/23 06:27 更新


松尾新理事長

 日本アパレル・ファッション産業協会(JAFIC)は6月21日、東京で定時社員総会を開き、新理事長に前副理事長の松尾憲久マツオインターナショナル代表取締役社長を選出した。松尾理事長は「新型コロナウイルスは終息ぎみだが影響は3年続き、加えて円安や原料高など課題は山積している。コロナの傷跡をなくす取り組みの一方で、コロナ明けの業界の秩序やどうあるべきかを協会として考えていきたい。また、再度日本製の商品を広めていくことにも注力する。関係団体とも密接に連携していきたい」と抱負を語った。

 体制では副理事長には白浜匡城アーモンド・アイ代表取締役、鈴木恒則オンワード樫山代表取締役会長、三宅孝彦TSIホールディングス取締役会長が就き、上山健二ワールド代表取締役会長が留任、前期の2人から4人体制となった。理事も14人に増やし、「協会の体制も充実させ、取り組みの強化と意見交換を活発にしていきたい」としている。

 JAFICは41期の今期、「より会員企業のための協会」を目指すため、各委員会の情報発信力の強化に努める。ヒューマンリソース委員会では業界の女性活躍推進のための指針を策定、7月1日には女性活躍推進サイトを立ち上げる。ロジスティクス委員会はRFID(ICタグ)導入・普及の拡大に向けて、7月12日に最新動向セミナーを開催する。企業活性化委員会は11月、「JAFICプラットフォーム(JPF)ビジネスマッチング」の規模を拡大し開催する。「J∞QUALITY」(Jクオリティー)特別事業では市場での商品普及拡大と認知度向上に向けて制度を見直し、新制度を23年4月から始める。今期は準備期間として、期間限定店展開やQRコードを活用した「生産背景の透明化」を一部稼働させる。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事