レディスアパレル卸のアイランドユニヴァース(東京)は23年秋冬から、主力ブランド「CCクロス」をリブランディングする。ブランド立ち上げから20周年を迎えるのを機に、MDやターゲット層を見直し、「次の10年、20年もブランドを維持し、成長していく」ために行う。新たなデザイナーを迎え、団塊ジュニア世代に向けた「クラス感」をアップさせたカジュアルスタイルを提案。5月展で新たなCCクロスを本格的に披露するが、3月の夏展で先行提案し「バイヤーの反応も良く受注額が好調で、手応えを感じている」としている。
(古川伸広)
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CCクロスはブランド10周年時にも20代中心の赤文字エレガンスから、アラフォー世代に主対象を再設定し刷新した。今回、「まずはブランドの方向性を定める」ことから始め、現在の取引先の年齢別件数や受注額の構成を分析。「時の経過で、45~50歳前後にボリュームが移行しながら、受注もしっかり取れていた」が、50~55歳ゾーンもボリュームになりつつあることが分かった。そこで、「45~50歳を中心に据えながら、ワンランク上も強化していく」。