伊勢丹新宿本店 小柄女性向けイベントを開催

2020/03/13 10:59 更新


 伊勢丹新宿本店の小さいサイズの婦人服「ストロベリーショップ」がSNSを活用した新規顧客の開拓に力を入れている。インフルエンサーやスタイリストと協業し、顧客の悩みにこたえるソリューション型イベントや独自商品の販売などでコミュニティー作りに寄与する。

 その結節点となっているのが小柄な女性のための期間限定イベント「150cm-ishスタイル」だ。本館6階催物場を会場にした大型催事で、常設売り場で扱っていない限定品を含めて、30ブランドを集めて販売する。今回が3回目で、16日まで開催している。

 顧客の声として多かったのが「小さいサイズは選ぶことができるブランドが少ない」「バランスよく着るコツが分からない」などのニーズだった。こうした不満をSNS上で小柄な女性同士が情報交換しており、悩みを解決できる場として、リアルの同イベントを活用してもらって潜在需要を掘り起こすのが狙いだ。これまでのイベントでは新規顧客が6割を超え、広域からの集客に結び付けている。

 会場ではウェアのほか、シューズ、アクセサリー、アンダーウェアを揃えた。小柄でもバランスよくはけるパンツやヘアアクセサリーなどスタイリスト、インフルエンサーとの協業品や顧客の声を反映させた「小柄映え」するワンピースなどの独自商品を企画した。トータルコーディネートや靴、ランジェリー選びをアドバイスするトークイベントを開く。

身長150センチ前後のインフルエンサーたちが顧客との情報交換や着こなしアドバイスする


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