伊勢丹メンズ館でサプールが練り歩き

2016/07/21 13:21 更新


ファッションを通してメッセージ  

 アフリカのコンゴ共和国で独自の美意識を受け継いできた「サプール」と呼ばれる人たちがこのほど、伊勢丹新宿本店メンズ館に来店した=写真。

 サプールは平均月収3万円の生活や内戦が続き不安定な政治状況のコンゴで、スーツにこだわりのアクセサリーを身につけた盛装の紳士集団だ。「エレガントであること、礼儀正しく振る舞い、他人を尊敬すること、そして非暴力を貫くこと」というファッションを通してのメッセージを発信する。一時途絶えていたが、70年代以降、著名デザイナーらが注目して復活した。

 写真家、茶野邦雄氏がサプール写真集を今年3月に発刊し、反響が大きかったことから今回のイベントが実現した。写真集第2弾「日本を旅するサプール」の撮影と沖縄での写真展のために6人のメンバーが初来日した。

メンズ館練り歩き1



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