「ニーム」「マリンフランセーズ」などを企画・販売するヰノセント(東京、橋本雅幸社長)は1日、経営コンサルティングなどを手掛けるインスタイルグループ(東京、西村豪庸代表)の傘下に入った。同グループがヰノセントの株式を100%取得、買収額は非公表。ヰノセント役員の異動は無い。
ヰノセントは昨春、同社およびグループ会社のドゥニームの社長に、「ベイシングエイプ」で実績のある橋本雅幸氏が就任し新体制となっていた。同時に、ナノ・ユニバースの創業者である藤田浩行氏との資本提携を行ったがその後解消した。現在、ニーム、マリンフランセーズで28店があり、5月にはマリンフランセーズに新たなディレクターを迎えてのリブランディングを発表した。
インスタイルグループは、経営コンサルティング、投資、不動産、建築、飲食、エンターテインメント、ITなど多様な企業で構成されており、アパレルでは今年1月に「ダイエットブッチャースリムスキン」を運営するメタルバーガー(旧社名)を傘下にしている。
ヰノセントは今後、「インスタイルグループ各社とのシナジーを最大限活用し、ブランドの強化、店舗拡大、新規事業展開等の施策を通じて、企業価値の向上を目指す」としている。