3月の訪日外国人、93%減 東アジアは98%減

2020/04/16 11:10 更新


 日本政府観光局によると、3月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比93%減の19万4000人となり、前年同月の276万人から大幅に減少した。6カ月連続のマイナスとなった。

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 新型コロナウイルス感染拡大により、20の国・地域のすべてで前年同月を大幅に下回った。多くの国で海外渡航制限や外出禁止の措置が取られたこと、日本も検疫強化やビザ無効化の対応を行ったことが影響した。

 国・地域別では、東アジアが97.6%減で、最も減少幅が大きかった。中国98.5%減、韓国97.1%減、台湾98.1%減、香港94.2%減だった。

 東南アジアは86.3%減。タイ96.7%減、シンガポール88.3%減、マレーシア93.5%減、インドネシア81.3%減、フィリピン77.4%減、ベトナム56.6%減、インド89.3%減となった。欧米豪は82.7%減だった。

 訪日外国人客数はこれまで中国と韓国が大半を占めていたが、3月を多い順にみると、米国2万3000人、ベトナム2万800人、韓国1万6700人、フィリピン1万900人、中国1万400人となった。

 世界的に旅行需要が低迷しており、4月以降も厳しい状況が予想される。


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