イケテイの主力ブランド「フジタカ」がブランド単体での打ち出しを強めている。フジタカとしての独自性を前面に出す戦略へ転換し、コーナー展開などを通じ、ブランドの表現の場を広げている。
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フジタカはこの間、26年の創業85周年を見据えたPR企画「フジタカファインド」が業績に寄与。動画やSNS、店頭施策を通じてクラフトマンシップや物作りの背景を発信した。従来の中心顧客である50、60代に加え、30、40代の新規顧客の流入がみられた。バッグや小物にも質を求める若年層の意識変化を捉えた。
商品ではカジュアルラインが伸長。特に小ぶりのショルダーバッグ「ロカスレザーショルダーバッグ」が人気を集める。ビジネスバッグに比べ、ショルダーなどはシーン別に複数所有する傾向があり、売り上げに貢献している。小物では名刺入れと純札型財布が好調で、インバウンド客の需要も目立つ。ビジネスラインも堅調に推移する。
昨年10月には浅草橋の直営店でブラウンをテーマにした新作発売イベントを開催。DJブースや職人による製造工程紹介など体験型の演出が話題を呼んだ。直営店ではカスタムメイド需要も増えている。
26年は85周年企画を軸に限定商品を投入する。ティールカラー、矢羽根柄を採用したコレクションを期間限定店で販売。ブランドの世界を再定義し、次の成長段階へと歩みを進める。
