テレビでタレントが着用したアイテムが分かるファッション情報サイト「コレカウ」を運営するアイエント（東京）は、ＴＢＳテレビの新番組でファッション情報配信をサポート、番組作りに参画する。視聴者に放送と同時に番組のアイテム情報を届け、購入まで誘導する。ブランドの認知度や視聴者の満足度を高め、メディアの新たな視聴者サービスを提供する。
同社はネットやＳＮＳ（交流サイト）を活用して、コレカウや衣装提供するアパレルとスタイリストをつなげる「スタイリア」を運営する。ＴＢＳテレビは公式情報アプリ「ぶぶたす」を運営するが、視聴者への情報発信やマルチメディア戦略を進めたいとの狙いがある。そこで、ファッション関連の情報発信などのノウハウがあるアイエントとの連動となった。
連動は旅とファッションをテーマにした新番組「タビフク。」（７月６日開始）で、ターゲットの２０代女性が憧れるタレントが選んだ旅とファッションスタイルを放送する。第１回は石田ニコルさんと佐原モニカさんが沖縄を旅する。番組内で映し出された服や水着、ディナー服、スーツケースなどを、視聴者が分かりやすいように画面上でブランド名などを掲載する。
放送と同時に衣装や旅企画はぶぶたすやコレカウで紹介、購入可能なアイテムは販売ページのリンクから買える。マッシュスタイルラボなど複数ブランドが参画、メディアを通じた情報発信に関心が高い。
アイエントは「王様のブランチ」とも連携し、リポーターが着用する衣装を紹介している。視聴者は「見て気になったものはすぐにチェックし、すぐに購買したいとの傾向がある」という。今回、衣装合わせの段階から連携することで瞬時に情報が提供でき、視聴者の満足度アップと購買率アップにつながると見ている。今後は新たにアパレル向けＰＲプラットフォーム「スタイリアクラウド」を立ち上げ、さらにメディアに一歩踏み込んで取り組む。
