イデイン 大宮駅構内でオンライン接客の実証実験を実施

2022/07/08 06:26 更新


AIカメラで来店人数把握、顧客属性分析などを行う

 エッジAI(人工知能)のIdein(イデイン、東京)は、JR東日本が6月30日大宮駅構内に全面開業した「えきたびマーケット」でAIカメラを利用したオンライン接客の実証実験を開始した。9月30日まで実施する。

 JR東日本は、ECサイト「JREモール」のオンライン接客型店舗「JREモールミート」のサービスをえきたびマーケット内で始めた。AIカメラを使ってJREモールミートへの来店人数把握、顧客属性分析、商品・サイネージの視聴率計測を行う。来店があると、チャットツール「スラック」でオンライン接客担当に通知が届く。客は実際に商品を手に取りながら、気になる商品は画面越しにオンライン接客を受けながらJREモールで購入できる。

 このサービスでは、イデインが提供するエッジAIプラットフォーム「アクトキャスト」のAIカメラとシスコシステムズのウェブ会議システムを組み合わせ、スラックと連携した。客にはオフラインからオンラインにシームレスにつながる新しい購買体験を提供し、購買に至るまでのプロセスのデータ収集がリアル店舗でも可能になる。取得した情報はAIカメラ内で処理され、解析結果はテキストデータのみのため、客のプライバシーに配慮したデータ活用ができる。

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