在日イタリア商工会議所は11月24日、イタリアの若手デザイナーや才能ある人材を表彰し、日本で紹介するファッションデザインコンテスト「ザ・ニュー・イタリアン・クール・アワード(NICアワード)2025」の表彰式とファッションショーを、東京・武蔵小山で行った。
才能あるイタリアの新進クリエイターを発掘するプロジェクトで、日本市場への進出を目指すイタリアのファッション・アクセサリーデザイナー、学生を対象に開催している。日本とイタリアのクリエイターによる協業促進も目的とする。今年で2回目。
今回は昨年の2倍近い90ブランドがエントリーし、6ブランドが選出された。設立から2年以上経過する日本未進出ブランドから選出される「ニュー」のアパレル部門は、ミラノ・ファッションウィークでも発表する「アルベルト・ザンベッリ」、アクセサリー部門はバッグの「959ナインファイブナイン」が選ばれた。
イタリアのファッション学校に在籍する人を対象とする「アップカミング」では、「ジュリア・リン」が受賞し、インサイドアウトのテーラードパーツを組み合わせたクールなルックを披露した。

レザーのリネアペッレスペシャル賞は「クロノス・コープス」と「マリア・パロンバ」、「サステイナビリティー」部門ではフットウェアの「フィアロ」が選ばれた。審査員はデザイナーの江角泰俊さんやリステアの柴田麻衣子クリエイティブディレクターら。

会場は、武蔵小山商店街にあるイベントスペース。ランウェイを商店街に見立て、焼きいも屋や行き交う人々が交流する寸劇を交えながら、ショーを行った。
