シルク主力の長谷川商店(愛知県一宮市・長谷川容子社長)は、シルクのスキンケアツール「LULL」(ラル)を発売した。コンセプトは「素肌に。シルクのひととき」。セリシンを除去していないシルクには、アミノ酸由来の肌に近い保湿成分が含まれているため、「日々の暮らしの中でもっと身近に使ってほしい」との思いから開発した。
商品は、ボディーケアブラシ、ソープ、タオル、ハンドケアグローブ、フットケアソックスで構成し、トータルでの使用を提案していく。ケアブラシの穂先には極細のシルク糸を使った。穂先は熊野筆の職人の技術を採用した。ブラシの木枠はヤマザクラ、クルミ、ブナの3種。税込み3万800円。
ハンドケアグローブ(税込み5170円)とフットケアソックス(6600円)はブラシと同じシルク糸を使った。ワッフルタオルはシルクと綿を交織したハンドタオル。シルク絹紡糸の光沢と柔らかさを感じる質感が特徴。播州産地で製織・加工・縫製している。3色展開で税込み2640円。
今回の企画は「衣料用以外の分野でシルク糸の新しい可能性にチャレンジ」したいとの考えを形にしたもの。国内では「インテリアライフスタイル2023」、海外では「メゾン・エ・オブジェ」で紹介するほか、本社に併設する実店舗とオンラインショップで販売する。