お客様がご来店。あなたはおすすめの洋服を提案し、お客様も手に取られたものの、なんだか浮かない表情。お客様の口からぽろっと出てしまったこんなセリフ、きっと聞いたことあるはずです。返答によってはお客様の気分を損ねかねない危険性も。あなたはスマートに接客を続けられますか?
(出典:リテールコミュニケーションサービス「レックスタッチ」)
頻出セリフその1
「私、太っているから」
「そうですかぁ・・・」と軽く受け流すのが正解です。
接客をしていると、「私、太っているから」というお客様がいます。けっして、過剰な反応をしないようにします。 たとえば、「えっ?」という感じでお客様を見てしまうのも、十分に過剰な反応です。
普段から真剣に悩んでいるお客様の場合もあるでしょう。でも、ダイエットエステのスタッフでもないのに、なにかアドバイスができるはずもないのに、まじまじと見つめてしまったら、過剰反応!
それほど意味もなく、軽い気持ちで、「太っているから」と言われた場合には、なおさらです。この服を着てみたいけれど、すこしサイズ感が合わないかしら・・・という意味が含まれています。
そういう状況で、「見る」ことは、太っていることを認めることになりかねません。お客様にとっては、感じのよい対応ではありません。
すこし難しいのですが、さりげなく、軽く、お客様の言葉が聞こえなかったかのように、「そうですかぁ」と受け流します。 「そんなことないですよ!」などと甲高い声で否定するのはご法度です。
「だれでも気になるところはありますよね」も、肯定してしまうのでNGです。
「そうで・・・」くらいまでは、やさしいアイコンタクトをとり、終わりの「・・・すかぁ」は目線を外しながらいいでしょう。語尾は、若干上がり気味!語尾が下がると、やっぱり肯定の印象になってしまいます。