「もったいないレザー」の新ブランド誕生

2017/01/20 06:30 更新


 モバイル及びステーショナリー関連グッズを販売するヒロコーポレーション(奈良県香芝市)は、〝もったいない〟のコンセプトをライフスタイルに取り入れる新アクション「リレザー」プロジェクトを始動する。

 「もったいないプロジェクト」をプロデュース・販売するエードットと協業した。長財布やiPhone7ケース、名刺入れ、コインケース、パスケースの5アイテムを2月下旬から全国13店で販売する。価格帯は6800~1万2800円。初年度の売上高目標は約2000万円。

 リレザーは別名「もったいないレザー」として打ち出す。高級な革製品の加工過程で廃棄されてしまう革をつなぎ合わせたもので、クロコダイルやコードバン、ヘビなどさまざまな色や形、素材、質感でユニークに仕上げる。パッチワーク柄やマーブル柄がある。〝サステイナブル(持続可能)な価値〟と〝エシカル(倫理的)なデザイン〟を併せ持つ新しい魅力を持つ革を実現している。

 ヒロコーポレーションはオリジナルの「リボナリー」ブランドを販売している。現在3年目で今期の売上高は7000万~1億円の見込み。自社ブランドや他社から集めた2カ所の工房で出る廃材が年間で約2トンにものぼる。その廃材の活用を考え、エードットと組んで新しくリレザーを立ち上げることにした。

 

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パッチワーク風の柄が楽しいコインケース(左、7800円)とパスケース(6800円)


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