インドネシアのサンダルブランド「ハイジャックサンダルス」が、23年春夏物から日本市場でデビューする。ファッション文化が盛り上がる現地で若年層に人気のブランド。東京で開いた展示会では、独特の色と確かなスペックで、セレクトショップのバイヤーなどからの評価が高かった。現地では経験のない卸売りの管理と内外価格差の是正を目的に、近く日本法人を設立する計画だ。
ビスマ・エステティカ・インドネシア(バンドン市)のブランドで、バリとジャカルタ、バンドンに直営店を持ち、さらなる出店にも意欲的だという。自社工場も有する。日本の窓口はエグゼクティブエージェンシー(東京)だが、実質的にはファッション業界に詳しいカムアンドプレイサプライ(東京)が日本のビジネスを組み立てる。
合同展示会「ジャンブル」で商品を初披露した。カムアンドプレイサプライの宮里旭代表は、「いろんなブランドのセールスをやってきたが、今までで一番評判が良かった」と手応えを感じている。商業施設からの期間限定店の出店やブランドからの別注など依頼が多く寄せられたという。
欧米人が思いつかないような色出しや組み合わせのほか、ソールの「ビブラム」やバックルの「フィドロック」「YKK」など日本人にもなじみのあるパーツを採用しているのが受けた。メンズ、レディスで23~29.5センチを0.5センチ刻みで揃える。トレンドを意識した厚底だけでなく、ビブラムのシャークソールなど企画・開発には定評があるという。
エントリーモデル1万3200円、ビブラムソール使い2万460円、2万4200円など。