90年代後半から00年代にかけて、本紙にストリートスナップの記事をたびたび掲載していました。30年近く前の、都会の一瞬を切り取っただけの記事ではありますが、その背景を店や企業に取材し、ときには売り上げなどの数字も入れていて、当時の商売の動きも少しわかります。“平成リバイバル”など様々なレトロが注目を集めている昨今、改めて読み返すことで、ビジネスに通じるヒントが見えてくるかもしれません。ベテラン記者が振り返ります。
※本文は読みやすく直しています。社名やブランド名などは原文のまま掲載します。
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スポーツテイスト大復活、ナンバーズにライン入り
2001年9月11日付

ナンバーズやライン模様、ジップアップのトレーニングウェアやスポーツテイストの女の子服がストリートにあふれている。少し前までは本物スポーツウェアの古着をミックスして着ていることが多かったが、いま着ているのはもっと可愛くタイトに作った新品だ。
スニーカー勢力が大きくなり、みんなが「プーマ」や「ロンズデール」のスポーツバッグを持ち始めたころには、ウェアもぐぐっとスポーツに傾斜し始めた。渋谷ではトップはタイトシルエット、ボトムはルーズなセクシースポーツスタイルが日に日に増えている。ヘアメイクやシューズが実は女っぽかった原宿のボーイズスタイルも、もっと実際の男の子スタイルに近くなっている。格闘技系のスニーカーや線入りのスウェットパンツなどが目立ち始めた。
スポーツディテールで最も多いのがナンバーズ。胸のプリントだけでなく背中や肩などのちょっと変わったところにプリントしたり、デニムや光沢素材でアップリケにしたりして変化を付けている。ラインのジャージーも増えている。10年ぐらい前にヒットしたサイドラインのパーカとタイトスカートのスーツも復活。10代の女の子だけでなく、OL風の女性たちはブランド物とミックスコーディネートしている。
スポーツスタイルは、02年春夏メンズコレクションのビッグトレンド。東京では春を待たずに、秋物でリラックスしたスウェットウェアがヒットしている。デザインバリエーションも広がってきていて、これからどんどん増えそうだ。
《記者メモ》
ヘアもメイクも元気で可愛かった。この後、エレガンスブームが西の方からやってくるのですが、この時点では想像できませんよね。
(赤間りか)
