ハプナ&コー多店舗化、小売り事業を育成 

2015/07/01 06:41 更新


 レディスアパレルのハプナ&コー(大阪市)は、小売り事業を育成する。オリジナルブランドを集積した「スタンダード」を多店舗化するほか、昨秋、大阪・あべのアンドに出店したセレクトショップ「シイヘミングショップ」を軌道に乗せる。

 卸事業が10億円規模まで成長し、「ぶれない商品作りを続けるためには、この規模が適正」(上田昌信社長)と判断。小売り事業は、「上限を決めず熟成させていきたい」という。

 現在の店舗数は3店で、全て異なる品揃えとなっている。「ヘミングショップ」ヌー茶屋町プラス店(売り場面積66平方㍍)は、年商1億円ペースに成長。国内外のブランドと古着が全体の7割を占め、「効率よりもワクワク感を大事にした品揃え」で、専門学校生から40代のおしゃれ好きをつかんでいる。客単価は1万5000~1万6000円。

 阪神梅田本店のスタンダードは、「売り場面積33平方㍍規模なら無理なく多店舗化できる」として、関西で5~6店舗まで出店したい考え。販路は百貨店を想定している。シイヘミングショップは、ベーシック色が強いショップで、ヘミングショップと同様、じっくり顧客を作っていく。

 15年7月期の売上高は、卸事業9億7000万円、小売り事業2億3000万~2億4000万円を見込む。



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