阪急阪神、「阪急ファッション」を期間限定で越境EC

2017/11/22 04:28 更新


 阪急阪神百貨店は、日本の商品に特化した越境ECの「豌豆公主」(ワンドウ)に、公式通販サイト「阪急ファッション」を30日までの期間限定で出店している。ワンドウへの出店は、8月下旬から開始した「阪急ビューティー」に続くもの。阪急うめだ本店3階モードの自主編集売り場「Dラボ」の商品を紹介するライブ配信も実施した。

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 ワンドウに出店した阪急ファッションは、Dラボで販売している「ミュベール」「レキサミ」「ルールロジェット」「インファナニマス」「GVGV」「マルケスアルメイダ」など10ブランド。3階モード全体の4~9月の免税売上高は前年同期比44%増と高い伸びで、高感度ファッションを提案するDラボで越境ECにチャレンジすることにした。出店サイトの商品詳細ページには約10秒の動画も差し込んだ。

 18日に行ったライブ配信では、モデルが紹介する商品情報に対し、中国の消費者の要望にリアルタイムで対応する双方向形式で、1時間強実施した。これらの試みは、中国でのEC販売とともに、「広域からの集客」を進めている阪急本店への来店促進を狙いとする「新しい売り方」へのトライアルの位置づけ。

 8月に「ベアミネラル」「ルナソル」の2ブランドで開始した阪急ビューティーは、現在4ブランドを販売している。

「Dラボ」で実施したライブ配信の様子


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