羽田未来総合研究所 日本発の地方創生型ラグジュアリーブランド1号店オープン

2023/12/25 07:58 更新


日本の優れた技術・素材・感性を編集(出国エリア内のJMC店舗)

 羽田未来総合研究所(大西洋社長)と東京国際空港ターミナルは12月22日、羽田空港第3ターミナルに日本発の地方創生型ラグジュアリーブランド「ジャパンマスタリーコレクション」(JMC)の1号店をオープンした。出国エリア内の免税店で、日本各地にある優れた技術・素材・感性を生かした商品を編集し、生産者支援の循環型プラットフォームを構築する。

【関連記事】羽田未来総合研究所、地域創生型ラグジュアリーブランドを12月22日オープン

 単にメイド・イン・ジャパンの製品を集め、販売するのでなく、生産者への資金還元、後継者育成と、地方の観光の産業・ビジネス化を目指す。

 日本のファッションビジネス産業が抱える「欧米ラグジュアリーブランドへの依存体制から脱却し、オールジャパンでサプライチェーンを変革する」(大西社長)という。

 店舗面積は188平方メートルで、常設売り場とアートなどのプロモーションスペースを併設する。日本のクリエイター、伝統工芸、ファッション、雑貨の約400型を揃える。岡山産地と協業したオーガニックコットンのデニムパンツ(税抜き9万円)、島根県石見地方のデザイン能面(15万円)などオリジナルを加える。

 店舗環境はデザイナー、森田恭通氏が手掛け、漆の曲げ格子を連続して配し、日本の手仕事の繊細さを表現する。販売は13人のスタッフによる日・中・英の3言語に対応した接客体制を整える。

 店頭商品の7~8割に二次元コードを設置し、スマートフォンで読み込むと3言語で商品説明、画像が閲覧できる。購買データや商品閲覧データは生産者へフィードバックし、商品開発に反映させる。

生産者への資金還元、後継者育成と地方の観光の産業・ビジネス化を目指す(出国エリア内のJMC店舗)

関連キーワードピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事