グッチの18年クルーズコレ いつもより派手さ控えめ

2017/06/02 04:06 更新


 グッチは18年クルーズコレクションを、伊フィレンツェのピッティ宮殿パラティーナ美術館で発表した。山吹色のカーペットに映える、深みのある色合わせが目立った。アレッサンドロ・ミケーレらしい複雑な色柄ミックスであることに変わりはないが、いつもよりも落ち着いたトーンに仕上がっている。

 壁紙風の花柄トレンチコートには、プリントブラウスとジャカードパンツ。帽子もシューズも柄だらけだが、シックな雰囲気にまとまっている。サイケデリックな柄のルックすらも派手すぎない。ラビットカラーのシャツやコートドレスなど古着店にありそうなレトロな日常着が軸になっている。

 ウェブストライプのロングカーディガンやGGマークのタイツなど、シグネチャーディテールをポイントにしたアイテムの幅も広がった。雑貨はメッシュのニット帽や、手の甲を星のモチーフで彩るパームカフが新しい。

 メンズはセットアップのバリエーションが幅広く揃う。ジャカードニットや花柄ジャージー、鮮やかなシャツとショートパンツの組み合わせなどが目を引く。




この記事に関連する記事