ジーユー22年春夏 年齢・性別・体形・志向問わずファッションを楽しめるように

2021/12/01 06:29 更新


 ジーユーの22年春夏の戦略は、「ファッション性×実用性×ジェンダーレス・エイジレスの強化」「持続可能な事業構造の確立」「より便利な購買体験の環境・仕組みづくり」の三本柱。年齢・性別・体形・志向を問わず着られるファッションの提案を強化しつつ、SCM(サプライチェーンマネジメント)や生産調整の精度も上げる。実店舗の出店を加速すると同時に、ECとの連動性も高める。

 22年春夏のテーマは「カラフル」。ウィズコロナ・アフターコロナでファッションのムードが高まっていると見て、色鮮やかなトレンドファッションで、自由や楽しさを打ち出す。

あらゆる人がファッションを楽しめるよう商品やサービスを強化(中央が柚木治社長)

 レディスは「カラー×スタイルアップ」がキーワード。はき心地が良く、美脚見えするスラックス(1690円から)などが主力。メンズは「トレンド×着心地」がキーワード。メンズ初のスタイルアップボトムとしてワイドシルエットのタックパンツ(1990円から)などを出す。ECでは、XS、XXL、3XLなどの特別サイズを拡充する。

 期中企画や追加生産を増やし、客が欲しいと思う商品を、必要な時期に必要な分だけ作るSCMを強化する。開発過程の工夫や素材の備蓄、工場との連動強化し、企画・生産から店頭までのリードタイムを短縮する。従来よりも品番数を絞りつつ、トレンドを適格に捉えた無駄のない商品構成を実現する。客の声や販売員の声も今まで以上に商品の企画・生産に反映する。レディスインナーなど主力商品のサステイナブル(持続可能)化も進める。

 実店舗は今期(22年8月期)、国内中心に20店の純増を計画。都市部や郊外の「ユニクロ」併設型ロードサイド、地域有力商業施設が主な出店立地。10月に刷新したチャットボットサービスや11月に始めた注文から最短2時間で店舗で商品を受け取れる新サービスなどを通じ、店舗とECの連動を強め、利便性を高める。

22年春夏物のテーマは「~カラフル~ファッションで毎日に彩りを」


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