五泉ニット、ブランドマークで消費者へ訴求

2017/02/07 06:30 更新


 五泉ニット工業協同組合が、五泉ニットのブランドマークを設定した。「横編み出荷額で日本一の五泉のシンボル」(高橋雅文理事長)として、4月から店頭に並ぶ商品に付ける。

 ブランドマークの設定は、同組合が15年度から5カ年の計画で取り組んでいる五泉ニット地域ブランド化事業の一環。五泉のニットは「アパレル業界では認知度が高いが、一般の消費者には十分知られていない」ため、消費者へのアピールを強める目的で準備を進めてきた。

 デザインは、五泉の五をモチーフに、編み地のパターンと糸が編まれる仕組みをシンボル化したもので、新潟県三条市出身のアートディレクター、石川竜太さんの協力を得た。

 ブランドマークの使用に当たっては、今月に設置する認証委員会が商品を審査し認証を与える仕組み。組合傘下のニッターによる自主ブランドのほか、アパレル企業向けのODM(相手先ブランドによる設計・生産)の商品にも活用する。

 五泉の五をモチーフに、編地のパターンと糸が編まれる仕組みをシンボル化。

 高橋理事長は「五泉といえばニット、ニットと言えば五泉。自分たちで主体的に五泉ニットを売る試みの中で、その旗印を定めようとしたのは必然」と話す。「品質と物作りの心」を保証するマークとして、海外展開でも活用する方針だ。

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発表会には伊藤勝美五泉市長=中央=も出席(左は石川氏、右は高橋理事長)
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五泉の五をモチーフに、編地のパターンと糸が編まれる仕組みをシンボル化。


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