「ミズノ」の旧ロゴ(ワードマーク)を大胆に配したセーターやバケットハット…。年配者には懐かしく、若い人には新鮮に映るこの商品は、ミズノが「ニューヴィンテージゴルフ」(以下NVG)のために作った別注品だ。仕掛けたのは「ビームスゴルフ」の元ディレクター西脇哲さん。大手メーカーと組むことで、どんな化学反応が起きたのか。ミズノのゴルフ事業を統括する藤原誠さんと語り合った。
(聞き手・構成=杉江潤平)
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〈対談〉
- 「ニューヴィンテージゴルフ」ディレクター 西脇哲さん
- ミズノマーケティング部部長 藤原誠さん
別注ならば…
――NVGについて。
西脇 NVGはゴルフのライフスタイルを提案するブランドです。古着とオリジナル品で構成し、現在は直営及び他社運営のサイトで販売するほか、全国のセレクトショップやアメカジ色の強いショップなど約25店に卸売りし、期間限定店も展開しています。25年7月には、新東京都民ゴルフ場(東京都足立区)のクラブハウス横に限定店を開きました。

――ミズノと取り組んだ経緯は。