コロナ禍で大きく盛り上がったゴルフ用品業界。ただここに来て、その勢いは鈍化しつつある。ゴルフをブームで終わらせないようにするには業界はどうあるべきか。大型ゴルフ専門店「ゴルフ5」を全国に約200店展開するアルペンの水野敦之社長と、「パーリーゲイツ」や「ニューバランスゴルフ」など人気ゴルフアパレルを複数手掛けるTSIホールディングス(HD)の仙座学上席執行役員が、市場活性化に必要なことを語り合った。
(聞き手・構成=杉江潤平)
お荷物だった
――両社ともゴルフビジネスの歴史は長い。変遷を振り返ると。
仙座 旧サンエー・インターナショナルでゴルフ事業を始めたころは、お金ばかり食うわりに利益を全然稼げていない「お荷物事業体」と言われていました。確かに商品だけを見てもメンズとレディスの両方があり、さらにそれぞれにサイズ展開も多く、効率が悪いわけです。
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