ゴルフ市場、若年層が減り50~60代中心へ 売れ筋価格の二極化進む

2024/10/29 07:58 更新有料会員限定


42打席に打球追跡システムの「トップトレーサー・レンジ」を導入。工夫の成果や上達の手応えを一打ごとに可視化できる(パシフィックゴルフクラブ)

 50~60代中心の人口構成に回帰、アパレルマーケットは二極化――〝コロナ後〟のゴルフ市場に明らかな変化が起きている。全体として若年層が減り、ゴルファーの中心層が再び50~60代になりつつある。用品マーケットでは、クラブなどギアの販売は堅調だが、アパレルは苦戦。売れ筋価格の二極化も進む。

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ウェアの不振が顕著

 10月16日、都内にあるゴルフ用品ショップを訪ねると、クラブ売り場はインバウンドや中高年客でにぎわっているものの、アパレル売り場は閑散としていた。ある業界関係者は、「物販ではアパレルが顕著に落ち込んでいる。若いゴルファーはゴルフウェアを楽しむ人が多かったが、コロナ明けから若年層が減り、それが影響している。ギアは年配のコアなゴルファーによる買い替え需要があり堅調」と話す。

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