ゴールドウイン渡辺社長 「終息後のニューノーマルに適応を」

2020/05/18 06:27 更新


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渡辺ゴールドウイン社長

 「非常事態終息後のニューノーマル(新常態)に適応し、持続可能なビジネスモデルへの転換を図る機会にしたい」。ゴールドウインの渡辺貴生社長は、テレフォンカンファレンス形式による20年3月期決算会見で、こう強調した。

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 同社は前期、厳しい環境下で売上高、営業・経常・純利益とも過去最高を更新したが、新型コロナウイルスの影響で期末在庫残高と在庫回転率が悪化。また、直営店は155店舗中150店舗を休業(5月8日現在)、卸先店舗の大半も営業時間短縮や臨時休業となっている。こうした中、「見えない敵により激変する社会と厳しい経営環境を乗り越えるため、グループ全社員の英知と自制心と団結力をもってこの難局から学び、行動する」と語気を強めた。

 その上で今期は、実需型ビジネスの徹底強化や期末在庫の極小化、経費増加の抑制などを重点課題に挙げる。前期に45.9%増収し、年間売り上げで88億円となったEC事業は、今上期中に自社ECサイトを刷新し、自主管理型売り場との連携強化と顧客の利便性向上に力を入れる。

 これら諸施策で、感染拡大のピークと見る今第1四半期は62%の減収、第2四半期は47%の減収を予想するも、第3四半期で10%減、第4四半期で14%増収へと回復し、通期では35億円の営業利益を確保する見通しだ。

手元資金を確保

 同社は前期、営業活動によるキャッシュ・フローが136億5000万円となった結果、現金及び預金の保有額は、過去最高の176億4900万円となり、総資産に占める割合は21.3%になった。

 また既に、複数の金融機関とコミットメントライン(融資枠設定)契約及び当座貸越契約を締結。さらに新型コロナの影響が長期化した場合に備え、現在、複数の金融機関と各契約の増額に関する手続きも進めており、一部の金融機関では手続きを済ませた。「当面の資金繰りや財務の安定性に懸念はない」という。

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