グローバル大手小売りの直近四半期業績は3社とも増収増益だった。インディテックスは適時供給の仕組みが実り、行動制限の緩和で実店舗への客足が戻ったタイミングを捉え、売上高、利益を伸ばした。日本と中国以外の市場でも販売が好調だったファーストリテイリングは売上高、利益が2割強伸びた。一方、H&Mは商品調達コストの上昇などで粗利益率が低下し、営業利益の回復が遅れている。
(柏木均之)
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実店舗に客戻る
インディテックス(22年11月~23年1月)は、前年同期比13.3%増収。本国のスペイン、その他欧州、北南米、アジアなどその他地域の全市場で売上高が伸びた。原燃料高などコスト上昇要因はあったが、粗利益率も前年同期より0.3ポイント上昇し、3社中、唯一50%台を維持した。
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