グローバル大手小売りの直近四半期決算は、3社とも増収だったが、利益では明暗が分かれた。インディテックスは利益の各段階で増益となったが、ファーストリテイリングは粗利益率の低下で営業微減益、H&Mはコスト上昇の価格転嫁回避やロシアからの事業撤退損がかさみ大幅減益を強いられた。コロナ禍は最悪期を脱したとの認識は3社に共通する。しかし、主力市場の違いやコスト上昇に対応するためのサプライチェーン効率化の度合いによって、収益性の差が広がった。
(柏木均之)
2023/02/07 06:30 更新有料会員限定
グローバル大手小売りの直近四半期決算は、3社とも増収だったが、利益では明暗が分かれた。インディテックスは利益の各段階で増益となったが、ファーストリテイリングは粗利益率の低下で営業微減益、H&Mはコスト上昇の価格転嫁回避やロシアからの事業撤退損がかさみ大幅減益を強いられた。コロナ禍は最悪期を脱したとの認識は3社に共通する。しかし、主力市場の違いやコスト上昇に対応するためのサプライチェーン効率化の度合いによって、収益性の差が広がった。
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