「ジバンシィ」 クレア・ワイト・ケラーがADを退任

2020/04/14 06:25 更新


 【パリ=松井孝予通信員】LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループ傘下の「ジバンシィ」は、アーティスティックディレクター(AD)の英国人デザイナー、クレア・ワイト・ケラーの退任を発表した。後任はまだ決定していない。また、新型コロナウイルス感染によりアトリエの閉鎖が続いているため、20~21年秋冬オートクチュールコレクションと、21年春夏プレコレクションを休止する。

 ワイト・ケラーは「クロエ」のクリエイティブディレクターから17年5月、リカルド・ティッシの後任としてジバンシィ初の女性ADに就任した。18年には英ハリー王子と結婚したメーガン妃のウェディングドレスをデザインし話題となった。「ジバンシィのヘリテージを慈しみ、新風を吹き込んだことを誇りに思う」と3年間を振り返りコメントした。

 一方、4月1日付でジバンシィの会長兼CEO(最高経営責任者)に就任したばかりのルノー・ド・レスケンは、ワイト・ケラーのADとしてのすばらしいリーダーシップを称賛した。



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