ギャップ 「アセリタ」からスリープウェア発売

2021/01/08 06:25 更新


 【サンフランシスコ=立野啓子通信】米最大のSPA(製造小売業)、ギャップ(サンフランシスコ)は、アクティブウェア「アセリタ」からスリープウェアを発売すると発表した。

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 同ブランドは、競合する「ルルレモン」と並んで、コロナ下で最も伸びているブランドの一つ。第3四半期(20年8~10月)は売上高が前年同期比35%伸びた。スリープウェアは顧客の声を反映したもので、「睡眠」のエキスパートと協業。「アクティブなライフスタイルにとって休息は重要」とする。

 14点の商品は、ソフト・軽量でサステイナブル(持続可能)な天然素材、オーガニックコットン、リブニット、セルロース繊維「テンセル」のジャージーなどを使用する。200の自社店舗とECで販売し、インスタグラムでも紹介する。

 全米睡眠協会によると、18~64歳の女性の67%は週に何回か睡眠に何らかの問題があり、46%は毎晩のように問題があるという。アセリタのマリーベス・ラングトン社長兼CEO(最高経営責任者)は「より多くの女性が自己管理とウェルネスに焦点を当てるようになっている。スリープウェアを提供することにより、アクティブなパフォーマンスから休息まで、ライフスタイル全般をカバーできる。顧客に新しいアイテムを提供することは重要だ」とコメントした。

 アセリタは1998年、サンフランシスコの郊外ペタルマでカタログとECで販売するジョギングウェアとして始まったものを2008年にギャップが買収。11年に地元のミルバリーに1号店を開設、18年にガールズ商品を加えた。社会環境や地域、従業員の待遇に責任を持つBコーポレーションとしての認証も得ている。



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