フランスの百貨店、ギャラリー・ラファイエットのクリスマスイベント「ドリームファクトリー」の一つでパリ本店で開催中の「グラスウォーク」が人気を集めている。
地上16メートルの位置に、長さ9メートルに及ぶ透明なウォークウェイ(歩道)を設置。クーポール(丸天井)の真下に置かれた、メゾン「ピアジェ」との協業による巨大なクリスマスツリーを目指し、綱渡りのようなスリルを体験しながら歩く「グラスウォーク」。折り返し地点では、ツリーをバックに記念撮影し、写真は無料で受け取れる。宙に浮かぶような歩道では、クーポールの星空のライティングインスタレーションや、ツリーを囲むオーロラのイルミネーションも鑑賞でき、連日閉店まで長蛇の列ができる。来年1月6日まで。
「黄色いベスト」運動のデモや集会で毎週土曜日に営業停止や営業時間短縮を強いられているパリの百貨店。グラスウォークのスリルで、クリスマス商戦を盛り上げることができるか。
(パリ=松井孝予通信員)
