フミコダ 国産「ビーガンレザー」で財布とトートバッグ

2023/05/08 10:59 更新


「間伐した竹を使用することで放置竹林問題の解決に貢献できる」

 フミコダ(東京・幸田フミ代表取締役)はバッグブランド「フミコダ」で、国産のバイオマスビーガンレザーを使用した財布とミニトートバッグを販売する。クラウドファンディングサイトで5月下旬から販売する予定だ。

 フミコダは16年にスタートし、女性のためのビジネスバッグを企画・販売している。「長く使える」をテーマに、これまでは国産の人工皮革を使っていたが、よりサステイナブル(持続可能)な物作りを強化するため、ビーガンレザーの商品企画に注力している。「国産のバイオマスレザーを原料から調達するのはハードルが高く、時間がかかったが、これらの商品の完成はブランドの大きな前進」と幸田代表。

 竹とホッキ貝の貝殻、りんご原材料とするレザーは、共和ライフテクノ(徳島県鳴門市)が約2年かけて企画・開発した。「耐久性や耐水性は従来の合皮に引けを取らないほどのクオリティーにした」という。副資材企画・製造販売のコバオリ(京都市)が開発・提供したライスレジンを使用した素材「ライスレザー」の商品もある。

 三つ折り財布とミニトートバッグは、イエローグリーンやレッド、オフホワイトなど、竹やりんごなどの原材料をイメージした鮮やかな色で揃えた。各商品は国内の工房で、職人の手仕事で縫製している。参考価格は財布4万円で、バッグは未定。

リンゴの搾りかすを使ったレッド
ミニトートバッグはショルダーにもなり、長財布も入るサイズ

関連キーワードサステイナブル



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事