福屋(広島)は、八丁堀本店の上質・高質化を今後も追求する。ラグジュアリーブランドなど高額商品の増収が続いており、食品を含めた品揃えの高質化を進めている。広島駅前店は駅前の開発計画の進展に合わせて、今秋から段階的に改装する。「ワンランク上のデイリー」をテーマに、26年春に全館改装オープンする。また、今秋に丸広百貨店(埼玉県川越市)と期間限定店の相互出店に取り組む。
(吉田勧)
22年度のラグジュアリーブランドの売上高は前期比17%増。19年度比では約50%増と高い伸びが続いている。また、美術が19年度比30%増、時計は同70%増と高額品が19年実績を大幅に上回っている。八丁堀本店では1、3階の「ラグジュアリー化」を進めており、22年度の新規ブランド導入はなかったものの、20年度に「ロレックス」の1階への移設や「グッチ」の1階レザーグッズショップ開設による3階既存店の2店化、21年度は1階「ルイ・ヴィトン」のフルカテゴリー化や、常設していないラグジュアリーブランドの期間限定店や外商顧客向け催事の強化が貢献している。