ネーム、下げ札を主力にする服飾副資材製造卸のフクイ(東京)は2月17日、視覚障害者向けユニバーサルデザイン「いろポチ」のライセンス提供を開始した。「幅広い分野で普及を推進し、視覚障害者の自立をサポートしたい」とする。
いろポチは指で触った感覚によって色を判別することができる。繊維製品全般への普及を目指し、14年にタグの形状をしたタイプを開発し、16年にはそのアイデアを転写シートにも応用した。
ユニバーサルデザインへの注目が高まるなかで、印刷物や玩具にも使用したいという要望が増えていることから、いろポチのノウハウや定義を開示することにした。ライセンス契約を結ぶ企業・団体の業種は限定せず、契約後1年間は無償提供する。サイズ規定やロゴマークのレギュレーション、仕様の説明を表示するためのガイドラインを用意する。