都市の盲点、内水氾濫対策を急げ 商業施設を人命救助や災害復旧の拠点に

2024/10/22 15:00 更新会員限定NEW!


 多くの河川氾濫(はんらん)をもたらした今年の奥能登豪雨は、復旧中の複合災害の脅威を我々に見せつけた。集中豪雨、局地的な大雨は予測が難しく、適切な避難指示を難しくしている。内水氾濫の大きな課題に警鐘を鳴らし、都市部の商業施設は、水害から人と施設、街を守るために何を準備するべきかを考えたい。

(EnPal代表 金藤純子)

都市特有の内水氾濫

 気象庁によると大雨の年間発生回数は有意に増え、より強度の強い雨ほど増加率が大きい。1時間降水量80ミリ以上、日降水量300ミリ以上などの強い雨は、80年ごろの約2倍になった。

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