子供服のフィス(大阪市)の海外売り上げが伸びている。売り上げの5割を占める卸販売で、海外が国内を超えた。国内は少子化で受注数が減っているため、海外での展示会出展やディストリビューターと組み、販路を開拓する。
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海外への卸販売は18年秋冬物で開始した。ディストリビューターと組み、パリで展示会を実施した後、子供服の合同展示会プレイタイムに定期的に出展している。米国は22年に実店舗を閉店したが、25年上半期にニューヨークで期間限定店を出店。元々の顧客だったバイヤーとの関係が復活し、彼らがプレイタイムに来場したことで、米国での販売も増えている。