福山ファクトリーギルド レディス新ジーンズなど発表

2019/03/20 06:25 更新


 福山市内の繊維関連事業者7社が18年10月に共同で立ち上げた福山発デニムファクトリーブランドの「福山ファクトリーギルド」(FFG)が、19年春夏の新作となるレディスジーンズやメンズ・レディスのエイジング加工モデルを発表した。

 FFGは、坂本デニム(業種は経糸染色)、篠原テキスタイル(製織)、四川(洗い加工)、アルファ企画(刺繍、特殊加工)、サブレ(エイジング特殊加工)、NSG(縫製)、ホルス(セレクトショップ)が、「福山の繊維産業を盛り上げたい。様々な作り手がいることを具体的な製品でアピールし、若者の雇用につながれば」との考えで、アライアンスを組んでスタートした。各社が得意とする技術を、一つのブランドの中に凝縮していく。

 幹事会社も務める名和史普NSG社長と今福俊和ホルス社長とで企画し、秋に完成した15オンスセルビッジデニムのメンズジーンズは2万円。ホルスが福山駅前に構える「ホルスワークス」で販売したところ、初回生産分の25本は販売開始後2週間で完売。現在は追加生産分を含め50本近くを販売し、計画を上回る売れ行きになっている。

 春夏新作は、同じデニムを使ったワンウォッシュのレディスジーンズで、ストレートとテーパードを加えた。それぞれ3サイズあり2万円。メンズ向けの小さいサイズを買う女性が多いことから企画した。

 4月には限定商品として、髙田博文サブレ社長の手作業による5年エイジング加工を施したアルティジャーノ・タカタモデルも販売する。メンズ、レディスともストレートとテーパードがあり、2万9000円。3サイズあり、各サイズ3本限定。

 「東京や広島、海外からも引き合いがある」状況だが、当面はこれまで通りホルスワークスで販売し、まずファン作りを進める。「しっかり段階を踏んでから販路を広げていきたい」とする。

新作は中央右のレディス、中央左のエイジング加工モデル


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