【ファッションとサステイナビリティー】カケンテストセンター 二つの国際組織に加盟

2019/12/08 00:00 更新


 カケンテストセンターは、10月サステイナブルなテキスタイルの調査・普及・啓蒙(けいもう)を進めるテキスタイル・エクスチェンジに11月、環境への有害化学物質排出ゼロを目指すZDHCに加盟した。情報提供から始め、その一環として「エコプロ2019」に日本化学繊維協会とともに初出展する。

 両組織への加盟発表以来多くの問い合わせが寄せられ、これに応えるセミナーなどを開催していく。問い合わせ企業は訪問しニーズをつかみ、セミナーを企画、さらに事業化への準備を進める。エコプロでは、法人としての社会貢献の立場を明確にし、その取り組みや考え方をアピールする。テキスタイル・エクスチェンジの総会(10月、カナダ)にも参加した。そのSDGs(持続可能な開発目標)への真摯(しんし)な取り組みや世界の潮流を日本企業に伝え、ともに事業の在り方を考えていく。また今後ZDHCのガイドラインに基づく分析試験の認定を取得する考えだ。

 上海エリアを中心に実施しているCSR(企業の社会的責任)工場監査は問い合わせも増えている。日本アパレル・ファッション産業協会の活動にも検査機関の立場からアドバイスしている。実際の監査もジャッジだけでなく、一緒に改善していくアドバイスを重視する。

テキスタイル・エクスチェンジのカンファレンスにも参加

(繊研新聞本紙19年12月4日付)

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