《FB用語解説》ビキューナ 希少性が高い最高級の獣毛

2017/10/05 04:00 更新


 ビクーニャなどともいう。南米の標高3700~5000メートルほどの高地の草原に生息するラクダ科の動物で全身断熱性に富む毛で覆われている。その毛から作られる素材は動物界で最も細いといわれる。繊維長も長く、暖かく、肌触りの良さは動物性繊維の中でも群を抜く。最盛時は200万頭前後生息したが、肉と良質な繊維を得るために乱獲され、60年代には1万頭以下にまで減少した。その後の保護政策で現在は50万頭前後まで回復しているが、希少性は高い。ビキューナ100%のジャケットやコートは数百万円で販売される。



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