ファーストリテイリング柳井康治取締役に聞く 難民支援を続ける理由

2024/06/21 08:00 更新有料会員限定


柳井康治取締役グループ上席執行役員

 ファーストリテイリングは難民支援に力を入れている。01年のアフガニスタン難民への衣料支援に始まり、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とのグローバルパートナーシップではこれまでに4200万ドル以上を拠出した。22年からはバングラデシュでのロヒンギャ難民の自立支援、売り上げの2割を寄付するチャリティーTシャツプロジェクトも開始した。民間企業としては異例の規模の支援を続けるのはなぜか。柳井康治取締役グループ上席執行役員に聞いた。

(柏木均之)

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最大の課題の一つ

 ――難民支援にここまでの規模で取り組む理由は。

 世界中で商売するうえで、社会貢献活動は必須だ。20年近く前に3500万~4000万人だった難民の数は現在、1億2000万人。世界最大の課題の一つとなっている。

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