ファーストリテイリング リサイクル素材5割に 女性管理職は30年に5割達成

2022/11/16 15:23 更新


「品質を落とすことなくサステイナビリティーへの配慮もできる物作りを実現したい」と柳井上席執行役員

 ファーストリテイリングは、サステイナビリティー(持続可能性)に関する取り組みの進捗について発表した。リサイクル素材など温室効果ガス排出量の少ない素材の利用割合は現状5%で、これを30年までに50%に高める。有明本部に加え、ニューヨークオフィスの本部機能も拡大し、日本と海外の人材の異動を活発化し、女性管理職比率を現状の43.7%から30年に50%達成を目指すなどダイバーシティ(人材の多様性)&インクルーシブ(包括的)な企業への進化も加速する。

 柳井康治取締役グループ上席執行役員は、サステイナビリティー活動の進捗の一端としてリサイクルポリエステル100%使用のフリースの商品化や加工時の水使用の削減などをあげ、「リサイクル素材を使い、加工時の環境負荷低減を進めつつ、品質レベルもお客様の期待に合致する商品を作ることを心掛けている」と語る。

 商品のリサイクルについてはロンドンのリージェントストリート店や世田谷千歳台店でリペア、リメイクのサービスも始めており、将来的なスタートに向け、リセールについても検討しているという。

 商品を生産、販売した後、回収、再利用する仕組みの整備に加え、多様な働き方ができる組織作りにも着手している。多様な人材が活躍できるよう社長室直下にダイバーシティに関する推進チームを設置、女性管理職比率5割に向けた女性活躍推進の施策も強化している。

 サプライチェーン上の透明性向上に関しては、取引先工場の労働環境モニタリングの手法を変更し、いかなる人権侵害行為も絶対に容認しない姿勢を強めている。



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