《ファッションビル・駅ビル商況12月》大半が前年超え11月よりも上昇

2023/01/17 06:30 更新有料会員限定


 ファッションビル・駅ビルの22年12月商戦は大半が前年超えとなり、多くの施設が前月に比べて売り上げが上昇した。インバウンド(訪日外国人)を含めた来街者増加が続いているほか、気温が低下した効果で、前月は動きが鈍かったアウターの売り上げが好転し、衣料品が順調だった。クリスマスや年末年始向けの販促の成果も大きかった。新型コロナウイルスの感染者数拡大の影響も小さく、1月序盤も全体として順調だ。

 〈首都圏〉2カ月ぶりに対象全施設が前年超え。全てが全部門で前年売り上げを上回った。 衣料品は各施設とも、ダウンやウールコートを中心としたアウターが好調。ルミネ各館や、玉川高島屋S・Cはインポートの高額ダウンアウターが引き続き、売り上げを伸ばした。アウター以外ではルミネ新宿・池袋などでオケージョン対応もできる「きれいめなワンピース」、アトレ恵比寿でもワンピースのほか、ニットトップや艶感のあるスカートなど「お出掛けアイテム」が売れた。衣料品以外の物販では池袋パルコやサンシャインシティ・アルパでキャラクター雑貨が引き続き好調だったほか、各施設ともクリスマスギフト需要の高まりでコスメ、服飾雑貨、アクセサリーの売り上げが伸びた。ジョイナスではギフト需要でバッグなどのほか、「保湿用品が売れ筋」。ジョイナス、アトレ川崎、浦和パルコなどでは食品も売り上げを押し上げた。また、海外も含めた旅行需要の高まりで、池袋パルコや浦和パルコ、たまプラーザテラスでは旅行代理店の売り上げが大きく回復した。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事