ファーフェッチ、コムデギャルソンのアーカイブ発売

2017/04/28 06:26 更新


 英ECサイトのファーフェッチは、「コムデギャルソン」のアーカイブコレクションを限定発売した。コムデギャルソンのアーカイブ専門店「ドットコム」とパートナーシップを組み、川久保玲とコムデギャルソンへのオマージュとしてアーカイブピースと新作コレクションを揃えた。

 5月4日から米メトロポリタン美術館で開催される展覧会「川久保玲/コムデギャルソン/間(はざま)の技」を記念した企画。ファーフェッチは、開催前に開かれるイベント「コスチューム・インスティテュート・ガラ・ベネフィット」(METガラ)のスポンサーを務めている。

 ドットコムは、オーストラリア・メルボルンを拠点に活動するオクタビア・ラ・ローサ氏がファウンダーを務める。彼独自のルートとキュレーションで、長年にわたって世界中からコムデギャルソンの服を収集してきた。今回は、アブストラクトな仕様やクラッシュプリント、アンドロジナスなシルエットなどコムデギャルソンのシグネチャーといえるデザインが選ばれた。

 レディスは、97年春夏の「ボディーミーツドレス、ドレスミーツボディー」のアンサンブル、01年春夏のチェッカーボードドレス、12年秋冬の2Dフェルト・アンサンブルなど。メンズは、95年春夏のピクセルカモフラージュスーツ、07年秋冬のビジュードスーツ、11年春夏のスカルプリントスーツなどが揃う。

 ローサ氏は「コムデギャルソンをあまり知ることのなかった方々に、そのデザインへの理解と彼らがどのような影響を与えてきたかを知ってほしい」という。

 ファーフェッチのエディトリアルページでは、METキュレーターのアンドリュー・ボルトン氏と、ヴォーグUSのスタイルエディター、エドワード・バーサミアン氏が同エキシビションの裏側について語ったインタビューも掲載される。

コムデギャルソン



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